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雨の季節ととともに、私たちの生活もしっとりと落ち着きを取り戻せつつあります。混乱を抜けきらない最近の私たちは、備えるということに少しだけ今までよりも真剣に取り組めるようになったのではないでしょうか。困難からの学びは血が通ったものですから大切にしたいですね。備えるということは、一見守りの行動のように思える内容です。しかし、生身の私たちを客観的にとらえてみれば、備える=守りということだけの話に尽きるようには思いません。私たちには、少なくとも命という守るべきものがあってそして大半の人が経済的に守りたいものや、家族や友人や、何かしら守りたいものがあるはずです。その何かを守るために備えることは、私たちが生きる上でチャレンジしたり攻めの行動のための心のシェルターのようなものだと思うのです。どの程度備えれば、不安なくやりたいことにチャレンジできるのか、それは人それぞれです。でも、十二分に備えるからこそ心置きなく大きくチャレンジできる、私たちってそんな感じではないですか。だからこそ、備えるということも大切にしたい。経済的なものなのか、社会的なにかなのか、自分自身の体なのか、頭のなかに蓄積させるものなのか、具体的には自分だけがわかることです。ひとついえることは自分に必要なものを必要なだけはっきりと認識しながら備えるべきでしょう。そうすれば、どんな時でもチャレンジし、自分らしく進んでいけるそんな感じになるように思います。備えてチャレンジ、チャレンジして備える。