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私たちは、二つの局面を常に持っているのかもしれません。喜びと悲しみ、自信と不安、成功と失敗・・・。何につけても一方を望みながら他方が訪れることを恐れている。でも、ふと考えてみたらその両局面のどちらにも転ぶ可能性があるからこそ何かに頑張れたりワクワクしたりする毎日を過ごせているのかもしれません。もちろん、センシティブな内容ではどちらに転ぶかな、なんて気軽なものではないかもしれませんが、しばらくの長い時間を過ごした後になって思い返してみれば両局面を行ったり来たりしながら励んだ内容が今の自分の身になっているのではないでしょうか。子供のころには、大人っていうものは淡々としっかり生きているもののように感じることが多かったですが、多くの人が言うように大人っていうのは子供のころのイメージは程遠いものでしょう。むしろ、両局面に常に恐れながら頑張り励みそして何かしらを自分の中に記録として記憶として残して積み上げているだけ、ただそんなもののようです。どこに転ぶかわからない現実が、わたしたちが必死に生きている証としての記憶として私たちを励ましてくれているように思います。恐れの反対は希望。